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婦人のような優男? 織田信長が惚れ込んだ戦国の天才軍師「竹中重治」の逸話【中編】

婦人のような優男? 織田信長が惚れ込んだ戦国の天才軍師「竹中重治」の逸話【中編】

戦国時代。斉藤家家臣を経て秀吉の元で活躍した軍師「竹中半兵衛重治(たけなかはんべえしげはる)」。わずか36年の生涯で半兵衛が残した逸話は多い。【中編】では現代に伝わっているエピソードをご紹介する。

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婦人のような優男? 織田信長が惚れ込んだ戦国の天才軍師「竹中重治」の逸話【前編】

日本史上「軍師(参謀)」として活躍した人物はさほど多くない。戦国時代に活躍した武将「竹中半兵衛重治(たけなかはんべえしげはる)」は軍師としても知られる人物だ。半兵衛には様々な逸話が後世に伝わっている。…

【逸話1】新加納の戦い

1563年。信長は自身が出陣する形で美濃攻めを開始。柴田勝家や池田恒興といった家臣を従え約6000の兵力で侵攻した織田軍に対し、斉藤軍は約3500と、兵力では圧倒的に不利な状況で迎え撃った。

木曽川を渡った新加納の地で合戦となった両軍。戦力的に圧倒的有利なはずの織田軍は、半兵衛が仕掛けた策によって思わぬ苦戦を強いられる。結果的に織田軍は想定外の犠牲によって退却。斉藤軍は防衛戦に勝利した。

この時、半兵衛が用いた作戦は「伏兵策」だったとされている。伏兵策とは奇襲の一種であり、敵が予期できない場所や時期、方法を用いて組織的な攻撃を仕掛ける戦術だ。

織田軍を退けた斉藤軍であったが、当主・龍興の半兵衛に対する評価は低かったという。このことが以後の乗っ取り事件に繋がっていく。

2ページ目 【逸話2】稲葉山城乗っ取り事件

 

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