目の付け所がナイス!伝統的な履物「足半」に着目した足指が鍛えられる足袋シューズ
足袋シューズと一口に言っても、商品によってその特徴は様々。デザイン性重視のものであったり、足への負担を軽減する機能をもったものであったり。
今回紹介する足袋シューズは、履いて歩くだけで足指を鍛えてくれるという足袋シューズ「GRIPDROP」です。
見た目のデザイン的には、足袋シューズと言われる商品の中ではより足袋に近いデザインかと思います。”履いて歩くだけで足指を鍛える”とは、「GRIPDROP」にはいったいどのような構造になっているのでしょうか?
「GRIPDROP」が着目したのが、日本の伝統的な履物「足半(あしなか)」。足半はわら草履の一種で、小型で足の半ばしかないのでこの名があると言われています。鎌倉時代の絵巻物に登場する履物なので、700年前にはすでに存在していたという事になります。
「GRIPDROP」は変わった足袋の形が目を引きますが、一番の大きな特徴は靴の中に内蔵されている足半パーツなのです。この段差を自然と握る事により、足の指が地面を捉える習慣づけを行います。これが「段差(DROP)を掴む(GRIP)」というブランド名の由来になっているんです。
また、かかと部分に地下足袋で使われる馳(はせ)を採用。これにより足袋に近いシンプルなデザインとフィット感を両立。さらに前後のサイズ調節も可能になります。アウトソールは世界的にも有名なビブラムソール「VIBRAM CITY PLUS」を採用しています。
アッパーは日本製で、綾織りと平織りを組み合わた畝(うね)が特徴の伝統的な綿素材。 高密度で織られた厚く丈夫な素材を使用しています。足の構造と同じく、内くるぶしが高く外くるぶしが低い非対称設計なのも特徴的。この非対称デザインは実際に履くと全く違和感がないそうです。
履いて歩くだけで足指を鍛えてくれるという「GRIPDROP」。足指を鍛えることで人間が備えていた足本来の機能が呼び覚まされて、より健康的な歩行が可能になるのではないでしょうか。
普段履きとして使う以外にも、ウォーキングなどのアクティビティの中で使ってみても良いかもしれませんね。現在「GRIPDROP」は、クラウドファンディングのMakuakeで支援を募っています。