仏像といっても色々。「如来」「菩薩」「明王」「天部」大きく4種類に分けられる:2ページ目
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明王像
如来からの指示で、仏教の教えに従わない者たちを(なかば強引に)救済する使者としての仏です。もっとも有名なのは、大日如来の使者、または大日如来自身が変化したともいわれる「不動明王」や、良縁成就・結婚成就の神様として知られる「愛染明王」などです。
怒り(忿怒(ふんぬ))の形相をしていて、手に剣や弓矢などの武器を持ち、手足や顔の数が多いものもよく見られます。
天部像
インドの古来の神様が仏教に取り入れられた神様で、仏法や仏教徒、そして如来・菩薩・明王を守る神様のことです。そのため、ご利益が幅広く、個性豊かな神様が多いのが特徴です。
「大黒天」「弁才天」「毘沙門天」などの「七福神」の他、「四天王」「金剛力士」なども含まれます。
お堂のご本尊として単体で祀られる他、金剛力士像のようにお寺の山門の両脇を守るように安置されたり、ご本尊の周辺や仏壇の周囲などに安置されることもよくあります。
観光などでお寺の仏像を拝む機会があったら、その仏像の種類や特徴に注目してみると、より一層楽しめるかもしれませんね。
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