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可愛すぎる〜!なんとこけしが缶詰に入った「こけし缶」全部コンプリートしたい!

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鳴子系こけし

鳴子系の特徴

頭部ははめ込み式で、首を回すとキイキイと音が鳴り、水引で結んだような前髪が特徴。この“水引”は京都の“御所人形”の特徴であり、お祝い事に使われたもので、こけしの成り立ちにこの“御所人形”は大きく関わっているとも言われている。

胴は中ほどが細く、肩と裾が広がった形で、菊花など華やかな模様が描かれている。

“鳴子のこけし”は筆者の東北の親戚の家でよく観ました。普通のこけしは、だいたい30cmぐらいの大きさがあります。このこけしの身長は約6cmですから、ほぼ5分の1くらいの大きさです。

鳴子こけしをこのように小さく制作しても、鳴子こけしの雰囲気を壊さないのは匠の技と言ってもいいのではないでしょうか。スッキリとした表情の中に見える強さのようなものを感ぜずにはいられません。

このこけしは二頭身で作られています。この胴の形を“ねまりこ”といい、子供が正座して座っているので下半身がぷくっとしているのです。これは鳴子系だけの形です。そして少し上向いて、一筆書きで書かれた表情は何かを思っているのか、眠っているのか。また、このこけしは珍しく梨の木で作られており、他のこけしと風合いが異なるのも味があります。

おわりに

こけし缶に入っている小さなこけし達、いかがでしたか?

この“こけし缶”は宮城県仙台市に店舗を持つ“こけしのしまぬき”様の『しまぬきオンラインショップ』のご協力をいただき、ご紹介させていただきました。

こけし缶の中には、“新工人応援缶”というシリーズがあります。『新人にとって同じ形のこけしを何個も作るというのも大事な修行になるんですよ』としまぬき様がポロッと話したその一言に。こけしを次の世代へ繋げようとする意気込みを感じました。

“こけし”は、東北だからこその風土と歴史、人々の暮らしの中から生まれました。こけしは世界に誇れる日本の文化といえるでしょう。

しまぬきオンラインショップでこけし缶が購入できます。
*制作の都合上、ご購入いただけないこけし缶もございます。

 

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