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八百長が関係してる?同部屋、血縁者同士など大相撲で絶対に組まれない対戦がある理由

八百長が関係してる?同部屋、血縁者同士など大相撲で絶対に組まれない対戦がある理由

兄弟・従兄弟など4親等以内の血縁者同士

部屋が違っていても、兄弟・従兄弟・叔父と甥などの4親等以内の親族に当たる者同士の場合、本割で取組みは組まれません。他の力士の姉や妹と結婚して「義兄弟」になった場合にも、取組みが組まれることはなくなります。

よく知られた兄弟力士といえば若貴兄弟ですが、彼らは同部屋でしかも兄弟だったため、本割では絶対に取組みが組まれることはありませんでした。

若貴兄弟が唯一対戦したのは、1995(平成7)年11月場所の優勝決定戦です。

現在活躍中の翔猿(追手風部屋)と英乃海(木瀬部屋)も兄弟力士です。彼らは別々の部屋に所属していますが、それでも兄弟の場合は取組みが組まれることはありません。

また過去には、1962(昭和37)年11月場所の12日目に、幕下で後に関脇となる長谷川と四季の花の対戦が組まれていましたが、この2人が「叔父と甥(四季の花の姉は、長谷川の母親)」という関係であることを理由にこの取組がなくなり、それぞれ別の力士との対戦に変更となったこともありました。

3ページ目 なぜこのような制度になったのか?

 

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