な、なんだこれは!?日本の架空都市”メガ崎市”が舞台のストップモーションアニメ「犬ヶ島」
「グランド・ブダペスト・ホテル」「ムーンライズ・キングダム」「ファンタスティック・ミスター・フォックス」のクリエーター、監督ウェス・アンダーソンがストップモーションアニメに帰ってきました。
ウェス・アンダーソン監督の最新作「犬ヶ島」は、日本の架空都市メガ崎市が舞台となるストップモーションアニメ。20年先の日本列島で、失踪した愛犬を探す少年と犬たちとが繰り広げる冒険を描きます。
ストーリーの舞台は、20年先の日本列島。伝染病が蔓延するメガ崎市の小林市長は、増えすぎてしまった街中の犬たちをゴミの島に送り込みます。劣悪な環境の島に、12歳の少年「コバヤシ・アタリ」はいなくなってしまった愛犬スポットを探すため、小さな飛行機で単身ゴミの島に向かいます。
先日公開された予告映像では、犬たちがゴンドラでゴミの島に送り込まれる様子、アタリ少年の乗った飛行機が墜落する場面、アタリ少年と犬たちの気持ちが通うシーンなどが次々と登場。捕えられるアタリ少年、犬と人間たちとの戦いが始まろうとしています。
物語はあちこちに日本的要素があふれ、海外で制作された作品だとはにわかに信じがたいほど。シルバーカラーのスペーシーなコスチュームに身を包んだアタリ少年の足元は、下駄に足袋。ビールの樽には北斎のロゴ。細かいところまで作り込まれた世界観は、ウェス・アンダーソン監督のあふれる日本愛から生まれたもの。
予告編のラストには、声優陣のクレジットが登場します。声のキャストはエドワード・ノートン、ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン、ブライアン・クランストン、ハーヴェイ・カイテル、渡辺謙、野村訓市、野田洋次郎、夏木マリら豪華メンバーに加え、オノ・ヨーコの名前も並んでいます。
映画「犬ヶ島」は、北米では2018年4月20日に公開予定。日本公開は2018年春の予定となっています。
では、アンダーソン監督の作り出す独創的な世界観あふれる予告映像をどうぞ。
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