宮本武蔵の刀も!平安時代〜現代までの日本刀の名刀を間近で鑑賞「ザ★刀剣 千年の匠の技と美」開催中
ちかごろ、日本刀への関心が高い「刀剣女子」が増殖中。東京富士美術館が所蔵する名品が公開されている展覧会「ザ★刀剣 ─ 千年の匠の技と美」。1000年以上の伝統を持つ日本独自の美である日本刀を、平安時代から現代までの名品の中から約40口の所蔵刀剣の中からご紹介する、本格的な刀剣展です。
平安時代後期、名工・伯耆国安綱の時代に完成されたという日本刀独自の姿。峰よりに鎬をつけた鎬造(しのぎづくり)と緩やかな反りを持ちます。同展では、刀身を間近に鑑賞できる工夫をこらした展示で、刃文の美しさを鑑賞するとともに、刀装具や武具甲冑、屏風や絵巻、浮世絵などの合戦絵・武者絵等の絵画、書跡などもあわせて展示。刀剣の美しさの魅力をわかりやすく楽しめる構成になっています。
みどころは特別出品の宮本武蔵所持とも伝えられる「名物武蔵政宗」、徳川家に仇をなす妖刀村正伝説で知られる「村正」、新選組・土方歳三の愛刀と伝わる「康継」。他にも初公開の「太刀 則房(片山一文字)」、「短刀 無銘 行光」重要文化財の「太刀 有綱(古伯耆)」、吹返しに六文銭がつく真田家ゆかりの兜「早乙女家親〈鉄錆地六十二間筋兜〉」などなど。
開催期間中はイベントも盛り沢山。歴史芸人と学芸員によるスペシャルギャラリートーク、ダンボールを組み立てて甲冑を作るワークショップ、甲冑試着体験・記念撮影会、刀剣の取り扱いマナーを学び、実際に刀剣を手に持てる「触れる☆刀剣特別鑑賞会」。どのイベントも刀剣好きはもちろんのこと、これまで刀剣に円のなかった方や、こどもでも楽しめそうです。
ザ★刀剣 ─ 千年の匠の技と美
会場:東京富士美術館 本館・企画展示室1〜4
開催期間:2016年3月29日 (火) ~ 7月3日 (日)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館。翌日火曜日が振替休館)
開館時間:10:00〜17:00(受付16:30)
入場料金:大人¥800(¥700) 大高生¥500(¥400) 中小生¥200(¥100)未就学児無料 ( )内は各種割引料金
※誕生日当日にご来館された方は無料