エッジ効いてる!江戸時代の悪人わんさか、江戸の悪がテーマの浮世絵展開催
これまたエッジが効いてます!江戸時代の「悪」にスポットをあてた浮世絵展が開催されます。開催場所はそう、安定の太田記念美術館です。
2015年6/2(火)~6/26(金)の期間で開催される『江戸の「悪」』と題された本展覧会では色んな悪人たちのイメージを江戸時代に描かれた浮世絵から探るというもの。
月岡芳年「英名二十八衆句 福岡貢」
現代でもその名が知れ渡る悪人 石川五右衛門や鼠小僧次郎吉、幡随院長兵衛などの侠客、吉良上野介などの歴史的にも有名であり人気の高い人物や、悪女・小悪党など、実在した悪人から物語に登場する架空の人物まで、江戸の「悪」が大集合。
三代歌川豊国「東海道五十三次之内 京 石川五右衛門」
月岡芳年「平清盛炎焼病之図」
江戸時代には全うな道からはずれたアウトローが庶民の間では人気となり、物語や芝居を通して幾年にもわたり語り継がれてきました。
また、忠臣蔵の吉良上野介は未だに時代劇では有名な悪役ですよね。菅原道真を陥れた藤原時平、平家の全盛を築いた平清盛など日本の歴史上重要人物にまつわる浮世絵も展示されます。
歌川国芳「浅茅原一ツ家之図」
歌舞伎ではこういった悪人を題材にした演目は多く、歌舞伎をよく楽しまれる方は「あぁ、あれね!」とかしわでを打ちながら楽しめそうですね。
今も昔も「悪人」と一言に言ってもさまざまなタイプがありますよね。同時の悪人像を浮世絵から探る、なかなか期待の展覧会であります。
入館料は一般¥700( 大高生¥500・中学生以下無料)。