線香花火がゲームに!季節問わず遊べる新感覚パーティーゲーム「センコウハナビシ」
2月に入りだんだん春が恋しくなってくるこの時期。しかし春以上に夏が好きな筆者としては、まだまだ先は長いな〜と感じる日々です。そこで今回、夏まで待ちきれないあなたが少しでも楽しくなれるようなお手軽パーティーアイテムを見つけたのでご紹介します。
それがこちらのボードゲーム「センコウハナビシ」。
販売しているのは「かみの工作所」。暮らしの中で身近に「あったらいいな」と感じるものをゲームやインテリア、実用的なものまで全て “紙の道具” として制作する、いわば紙の限界を追究しているとも言えるプロジェクト。 商品によっては実力派のクリエイターと組んで発表するものもあり、このグッズもswitch designというデザインユニットとのコラボアイテム。
基本ルールは、まずは2人以上なら順番を決め、ぶら下げ棒から花火の玉のパーツを落とさないように、交互に火花のパーツを差し込んでいきます。
最初はけっこうスムーズ。このように火花パーツの数をどんどん増やしていきます。
そしてここからがバランス感覚の勝負。ある程度火花が増えてきたら棒の持ち手を交代するのですが・・・その時!
手渡す瞬間に棒から玉が落下。これでゲームオーバーです。つまりより多く火花を差し込んだ状態で棒をキープさせられれば、あなたは見事な「ハナビシ」ということですね。外でやる花火とはまた違ったスリルが味わえます。
加えて注目したいのは紙のスペシャリストのセンスが光る各パーツの細かい作り。
花火玉をぶら下げる棒の持ち手部分は、画像のように切れ込みの長さが違うものが3種類あります。これは切れ込みが深いほど玉が落ちやすくなるという仕組み。難易度が上がるほどつい真剣になってしまいそうです。
パッケージは線香花火を入れるバケツをイメージ。この辺のこだわりもグッとくる要素ですね。
紹介動画ではパーツの組み立て方から遊び方までの説明があります。火花のパーツには箔押し加工もされているので、もし全て玉に差し込むことができれば、その様子はまさに夏の夜に光る火花を見て楽しむ線香花火そのもの。
逆に惜しくも途中で落下してしまうと、なんとなく花火のあの消えゆく切なさを感じさせます。バランス感を楽しむゲームであることも間違いないですが、同時に日本人が魅力に感じる花火の本質を再現してくれているようで、嬉しい気分になります。
夏気分を味わうには、なかなかオススメですよ。