うどんだけじゃない!香川県の歴史が詰まった2大パワースポット
さぬきのこんぴらさん
画像出典:金刀比羅宮
香川県は琴平町にある、日本三大信仰として名高い金刀比羅宮。庶民が旅をすることは当時禁止されていたようですが、この金刀比羅宮と三重県の伊勢神宮だけは許されていた特別な場所であったといいます。
そんな金刀比羅宮は海の神様として知られ、「こんぴらさん」と言われ親しまれています。「お座敷遊び」の歌として使われていることで有名な、民謡の「金毘羅舟々」はこのこんぴらさんをモチーフとした曲で、江戸時代に大阪~丸亀間の船の上で歌われていた、と言われています。
庶民にも親しまれてきたこんぴらさん。まずは表参道から入るとお土産屋さんが立ち並んでいますが、帰り立ち寄るのをオススメ。杖を借りることも出来るので、帰りのお土産を先に見て決めている方はそこで借りるのも良いかもしれませんね。
本宮まで785段もの階段がそびえ立っています。昔パフォーマンスとしてこの階段を使って体を鍛えていたスポーツ選手なんかもいました。それぐらい大変な階段の数です。体力に自信がないという方には上まで乗せてくれる有料サービスもあります。これはお大尽、お姫様気分になれて旅の思い出づくりにぴったり。本宮からの景色は絶品で、丸亀平野を一望できます。
本宮の時点でまだまだ元気な人は1368段目まで目指してみてください。秋なら紅葉も非常に綺麗で、ここまで来ると観光客も少ないので穴場です。
丸亀城
画像出典:Wikipedia
全国に12か所現存する天守閣のひとつで400年の歴史を誇り、別名「蓬莱城」とも呼ばれています。「蓬莱」とは、特別な場所という意味なので当時の庶民にとって丸亀は憧れの地だったのかもしれません。
丸亀城は1615年の一国一城令の際に取り壊しの危機にさらされるも、藩主が樹木等で要所要所を隠してお城を守ったそうです。
その魅力はやはり日本一小さな天守閣と、日本一高い石垣ではないでしょうか。なぜ日本一高い石垣に日本一小さな天守閣が?一国一城のお触れが出された当時から特別な存在だった丸亀城。派手な城は周囲の目もあり建てられなかったそうです。その為、お城の修繕を行うときも幕府の許可が必要だったといいます。
見どころは大きな坂である「見返り坂」と天守閣、石垣。天守の最上階から眺める丸亀市街の景色は絶景。瀬戸大橋や瀬戸内海の風景を眺めることもできますよ。そんな歴史を感じる雅な城下町はいかがでしょうか?
JR丸亀駅北口駅前にある、名物の骨付き鳥は市ぐるみでオススメするメニューなのでぜひ食べてみて下さい。