「北方領土」の価値とは?ロシアの立場が国際的に揺らいでいる今だからこそ知っておう
Japaaan読者の皆さんこんにちは。ライターの小山桜子です。前回は北方領土問題の歴史についてご紹介しました。
北方領土問題の歴史。ロシアの立場が国際的に揺らいでいる今だからこそ知っておう
Japaaan読者の皆さんこんにちは。ライターの小山桜子です。今回は北方領土問題の歴史についてご紹介します。なぜ今かというと、ウクライナ侵攻を続けるロシアの立場が国際的に揺らいでいるからです。…
なぜロシア連邦と日本はそれぞれ北方領土を手に入れたがっているのでしょうか。北方領土の価値について、今回はご紹介します。
豊富な資源
北方領土には、石油に換算しておよそ3億6千万トンと推定される石油や天然ガス、世界の年間産出量の半分近い量の生産が見込まれるレニウムなど手付かずの豊富な地下資源が眠っています。水産資源も決して無視できません。
私たち日本国民に馴染み深い魚、たとえばタラやカレイ、それだけでなくカニなどもたくさん獲れます。さらに川においては、サケやマスの産卵の場所にもなっており、それらを加味すると世界3大漁場の内の1つに上げられるほど水産資源が豊富なのです。
実際にロシアの天然資源・環境省によると、これら北方領土周辺の資源価値は2兆5000億ドルに上ると推計されています。
当然日本もロシアもこんなに豊かな地を簡単にあきらめる事はできません。これらの資源を巡る問題もまた北方領土の日本への返還を困難なものとしてしまっているのです。
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