江戸のバーチャル空間を散策しながら楽しむ鑑賞体験アプリ「ハイパー江戸博」が無料配信スタート
東京都墨田区の「東京都江戸東京博物館」が、収蔵品の新たな鑑賞体験を提供するスマートフォンアプリ「ハイパー江戸博」を公開しました。
ユーザーは100点の収蔵品を集めながら、隅田川の川開きでにぎわう両国橋周辺を散策する体験型アプリで、テーマは「江戸をさがす・みつける・あつめる」。
江戸の人々の暮らしにはどんな工夫や楽しみがあったのでしょうか。夏の両国橋を舞台に、にぎわう江戸の町を散策して、いまにつながる知恵をみつけてみてはいかが?
あつめよう、江戸博の収蔵品100点
江戸の盛り場だった両国広小路。江戸東京博物館にある両国橋西詰模型をもとに、夏の両国橋と両岸の広場、そして隅田川を3D空間で再現。多様な人やものが行き交う舞台には、収蔵品から選ばれた100点のアイテムが、いたるところに隠れています。
ひろがる4つのエリア、長屋から両国橋、回向院そして隅田川
長屋からはじまる朝。ユーザーは身支度をして、江戸の町へと出発します。エリアテーマにそったアイテムをあつめると、次のエリアへ行けるようになります。最後のエリアでは隅田川に浮かぶ船での夕涼みが待っています。
イベントでにぎわう隅田川の川開き
たくさんの人々が行き来する両国橋ではさまざまな出来事が起こります。見世物小屋の興行に、火事や喧嘩。隅田川の打ち上げ花火や回向院の相撲など、いずれもあつめられるアイテムに関連する江戸の名物イベント。葛飾北斎や平賀源内など歴史上の有名人も登場します。
常設展示室の模型を3Dデータで再現した江戸のバーチャル空間に、浮世絵や歴史資料に基づく3DCGの建物やキャラクターが散りばめられた本アプリ、今後メタバースやVRへの展開も考えているそう。
「ハイパー江戸博」は現在、iOS版が公開中。Android版は2022年6月末に配信予定です。
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