約300点もの作品展示!金魚絵師・深堀隆介さんの展覧会「金魚鉢、地球鉢。」が開催
透明樹脂にアクリル絵具で金魚を描くという、独自の斬新な手法で注目を集める金魚絵師・深堀隆介さんの展覧会「金魚鉢、地球鉢。」が、上野の森美術館で開催されます。
2000年にアーティストとしての活動を悩んでいた時期、放置していた水槽で生き続ける金魚の存在に気づき、その美しさに心打たれ、金魚をモチーフに制作をはじめた深堀さん。
以後、この体験を「金魚救い」と呼び、さまざまな手法で表現を追求し続けています。国内はもとより今や世界的にも高い評価を受け、近年ではライブペインティングやインスタレーションにも力を入れ、表現と活動の幅を広げています。
金魚の持つ神秘性に魅了され、極めて独創的な創作を続ける技法は、器の中に樹脂を流し込み、その表面にアクリル絵具で金魚を少しずつ部分的に描いていき、さらにその上から樹脂を重ねるというもの。
そうした作業を繰り返すことにより、絵が重なり合い、まるで生きているかのような金魚が表現され、圧倒的な立体感をもって観るものに迫ります。その生き生きとしたリアリティは「2.5D Painting」と言えるでしょう。
本展は、約300点もの深堀作品を展示する、東京の美術館では初めてとなる本格的な展覧会となります。絵画でありながら立体的な躍動感にあふれ、不思議な美しさを湛えた“深堀金魚”を存分に紹介します。
深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」は、2021年12月2日(木)から、東京・上野の森美術館で開催されます。
深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」Riusuke Fukahori “your world, my world.”
【会期】2021年12月2日(木)~2022年1月31日(月)※休館日=12月31日(金)、1月1日(土)
【会場】上野の森美術館
【開館時間】 10:00~17:00(入館は16:30まで)