コフンコフン♪世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」がテーマの特殊切手が発売へ
日本郵便から定期的に発売されている特殊切手「世界遺産シリーズ」は、「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づき登録された、日本の世界遺産を題材として発行するシリーズ切手。
これまでに第12集まで発表されていましたが(12集は長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産が題材)、このほど第13集のデザインが発表されました。今回は「百舌鳥・古市古墳群」が題材の特殊切手です。
「百舌鳥・古市古墳群」は2019年7月に世界文化遺産に登録された古墳群で、古墳時代の最盛期の 4 世紀後半から 5 世紀後半にかけて、当時の政治・文化の中心地のひとつであった大阪平野に位置しています。当時、大阪湾が大陸に向かう航路の発着点であったため、その近くに築造されました。
世界でも独特な、墳長 500 メートル近くに達する前方後円墳から 20 メートル台の墳墓まで、大きさと形状が多様。
墳丘は葬送儀礼の舞台として幾何学的にデザインされたほか、埴輪などで外観が飾り立てられ、墳墓によって権力を象徴した当時の人々の歴史を物語る貴重な資産です。
今回の特殊切手では、45 件 49 基の古墳の構成資産から10枚の切手デザインを制作。古墳や遺物が水彩で描かれています。
世界遺産シリーズ<第 13 集>「百舌鳥・古市古墳群-古代日本の墳墓群-」は、84円郵便切手10枚セットのシート販売となります。7 月 8 日(水)から全国の郵便局やオンラインショップで発売されます。