洛中洛外図の優品が集結する「京都―洛中洛外図と障壁画の美」が開催中
京都の市街・郊外の景観や当時の街の様子を描いた屏風絵「洛中洛外図」。戦国時代から江戸時代にかけて制作されたが洛中洛外図の優品が集結する展覧会「京都―洛中洛外図と障壁画の美」が東京国立博物館で開催されています。
この展覧会では、都の賑わいと四季の景観を描く洛中洛外図の優品が一堂に会するほか、京都を象徴する3つの場所―京都御所、二条城、そして石庭で知られる龍安寺を飾った障壁画を通して、京都ならではの美の空間を体感していただきます。
東京国立博物館 – 展示 日本考古・特別展(平成館) 日本テレビ開局60年 特別展「京都―洛中洛外図と障壁画の美」
洛中洛外図は美術的な価値はもちろんのこと、当時の風俗を知る学術的な観点からも高く評価されています。今回の展示では国宝・重要文化財に指定されている洛中洛外図屏風7件がすべて登場するということでとても注目されている展覧会となっています。
- 国宝 「洛中洛外図屏風 上杉本」狩野永徳筆(山形・米沢市上杉博物館蔵)
- 重要文化財 「洛中洛外図屏風 舟木本」岩佐又兵衛筆(東京国立博物館蔵)
- 重要文化財 「洛中洛外図屏風 歴博甲本」(国立歴史民俗博物館蔵)
- 重要文化財 「洛中洛外図屏風 歴博乙本」(国立歴史民俗博物館蔵)
- 重要文化財 「洛中洛外図屏風 福岡市博本」(福岡市博物館蔵)
- 重要文化財 「洛中洛外図屏風 勝興寺本」(富山・勝興寺蔵)
- 重要文化財 「洛中洛外図屏風 池田本」(岡山・林原美術館蔵)
上杉本 右隻
そして今回の目玉のひとつにもなっている、超高精細映像4Kで撮影した「龍安寺の石庭」「洛中洛外図屏風 舟木本」が、ほぼ実寸大の大型スクリーンに映し出し展示されます。
イメージ
展覧会は現在開催中で、開催期間は2013年10月8日(火) ~ 2013年12月1日(日)となっています。洛中洛外図の重要文化財が一堂に集結することはなかなかないので是非!
京都―洛中洛外図と障壁画の美
会 期:2013年10月8日(火) ~ 2013年12月1日(日)
会 場:東京国立博物館 平成館(上野公園)
時 間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)(ただし、会期中の金曜日および、11月2日(土)、3日(日・祝)は20:00まで、11月4日(月・休)は18:00まで開館)
休 館:月曜日(ただし10月14日(月・祝)、11月4日(月・休)は開館、10月15日(火)、11月5日(火)は休館)
料 金:一般1500円(1300円/1200円)、大学生1200円(1000円/900円)、高校生900円(700円/600円)、中学生以下無料