タコ焼き粉でうどんを打ったら、案外普通のうどんができた
「関西では、どの家庭でもタコ焼き器がある」。
本当でもあり、嘘でもある都市伝説です。確かに、持ってる家は、多い。でも、持ってない家も、多かったりします。実際、私も関西人ですが、タコ焼き器は持ってません。大阪府民ではなく京都府民だからということもあるかも知れませんが。
そんな京都府民が、スーパーでたこ焼き粉を見かけ、思いつきで買ってしまったら、どうするか。それはもう、うどんを打つしかないでしょ。今でしょ(半死語)。というわけで、タコ焼き粉うどん、打ってみました。
購入した、タコ焼き粉。
「中身がとろ~り」「鰹・鯖のぶし入り」の表記が、うどんへの不適合ぶりを予感させます。
ただ、コシを生むたんぱく質の含有量は、中力粉並みの9.5gと、なかなか良好。
粉は100gのみ使用。もちろん、失敗した時のリスクを低減するためです。
細かいレシピや打ち方は、例によって以前のドンキ粉うどんの記事をご参照ください。
水回しや揉みなどは、かなり順調に進みました。
麺切りも、お好み焼き粉うどんの時ほどではないですが、かなりスムーズ。とりあえずこの時点では、いい感じの出来です。
で、茹で。何でしょう、この色は・・・。
「鰹・鯖のぶし入り」が、ここで徹底的に効いてきました。中華麺とも違う、得体の知れないブラウン色が麺に浮かんでます。
で、茹で上がった麺を水で締めて、タコ焼き粉うどん、完成。
ブラウン色は大分引きましたが、ところどころに「ぶし」の点々は残ってます。全粒粉を使ったみたいに見えませんか。全然見えませんか。ああそうですか。
箸で持ち上げてみました。しっかり、うどんです。
肝心の味の方は、結構、普通。若干ねばりは強く、普通のうどんほど美味しくはないですが、食べられないことはありません。タコ焼きより美味しいかといえば、それは何とも言えませんが。
あ、背後にチラっと写ってるのは、残りの粉で焼いたタコ焼きもどきです。
最後に、タコ焼きもどきのアップ。秋口の季節感を生かすべく、桜の皿に盛りました。
タコ焼き器がないため、オムレツを作る要領で捏造してみましたが、やはりうどんよりは美味しかったです。