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まるで化粧を施すかのように描く水彩の魔術師「OHGUSHI」

まるで化粧を施すかのように描く水彩の魔術師「OHGUSHI」

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2013/09/03

水彩画の魅力のひとつに、絵の具同士が混じり合って生み出される”滲み”があります。

私は趣味でたまに水彩画を描くことがあるんですが、このコントロールはかなり難しいです。偶然に任せて描くことも、それはそれでいいですが、滲みをコントロールしている作品とは、美しさが比べものになりません。

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日本人アーティスト「OHGUSHI」が描く作品は、まさに”滲み”の効果をフルに活用したもの。四方八方に踊るように飛び出す水彩絵の具の”滲み”は、今にも動き出しそうな程の迫力です。

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特に得意としているのは「女性」。美しくグラデーションされた色合いは、女性の繊細な心を表しているかのようです。

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こちらは「LIPS」というシリーズ。なんという色気。。見ている側が緊張してしまいそうです。

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地下鉄、ショッピングモールなど、様々な場所でも展示されているので、目にしたことがある人もいるはず。

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TOKYO SOURCEのインタビュー記事では、水彩の滲みについて印象的なことを語っています。

意識したり、自分の力で描くんじゃなくて、水の力とか、ひろがっていく時間とかを味方にして描くんです。描き上げると、あとは水や重力といった自然の力が、人間の力では表現する事が出来ない美しいにじみ、色の深みを描いて行きます。その様子を我慢して手を付けないで見届ける事も僕の中では描く事の一部です。にじみが想定より広がったりするハプニングもありますが、それもまたいい。コンピューターや人間が細かく描き上げるものでは表現出来ないそのハプニングにこそ、作品の味を引き立ててくれるような要素が詰まっているんです。

「自然を味方にして描く」と語っているように、描きながら起こるハプニングをあえて利用するのだそう。人間の手で仕上げられた作品なのに、それをコントロールしているのは別にあるように。だから、静的な作品なのに、まるで生きているようにダイナミックに感じるのかもしれません。

目の前で一発勝負で描くイベント、「Live Paint」も定期的に開催しています。こちらは今年7月に葉山で行われたもの。まるで、化粧を施しているかのように筆を動かす様は圧巻としか言いようがありません。

OHGUSHI Live painting Party_MADE IN HAYAMA

公式サイトでは、他にも様々な作品を見ることができますので、ぜひご覧ください。

OHGUSHI

 

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