歴史・文化 - 日本文化と今をつなぐ。Japaaan

送るか、送られるか。人々の想いがいろんな形で集まる、路上の「五山の送り火」

送るか、送られるか。人々の想いがいろんな形で集まる、路上の「五山の送り火」

「五山の送り火」。お盆に京都で行われる、あれです。
「大文字焼きとは言わない」とか「いや、そんなことはない」とか、いろいろ言われてる、あれです。

DSC05622222222226
「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」そして「鳥居形」。
5つというか、6つというか、市域を囲む山々で焚かれる、たくさんの巨大な送り火。これを全て見ようという人間は、もちろんたくさんいます。中には、どっかのホテルの屋上に登って見る金やコネのある人もいますが、金やコネの代わりに暇と体力は結構あるぞという人間も、たくさんいます。そういう人は、自転車やバイクで市内を爆走し、送り火コンプを試みるわけです。

私も過去に何度か、自転車で送り火コンプを試みてます。で、全て、失敗しました。原因は、何をどうやっても鳥居形をフォローできないこと。鳥居形だけ、他の送り火より離れてるわけです。体力の絶対的不足から、コースをどう考えてもフォローできない、と。あと、混雑で速度がなかなか稼げないのも、大きいものがありました。あ、同好の志が多いので、道はもちろん、非常に混みます。車道のみならず、路肩も、歩道も。

DSC00022222222260
自家用車で送り火を見に来て、渋滞で動けなくなり、車内で大喧嘩してるカップル。それを横目に路肩を通り過ぎようとするも、同じこと考えた奴が多くて速度が出せない、バイク。そのバイクを横目に「俺、歩道も走れるもんね」と、人だらけの歩道へ乗り上げて結局身動きがとれなくなる、自転車。送り火の夜は、こんな光景があちこちで散見されます。見ようによっては、送り火そのものよりも面白いかも知れません。下手すると事故って、送り火と共にあの世へ送られる可能性もありますが。

人々の想いがいろんな形で集まる、路上の「五山の送り火」。
信仰にせよ、物見遊山にせよ、人の心を今も昔もつかみ続けてるわけです。

五山送り火 | 京都市観光協会

 

RELATED 関連する記事

 
閉じる