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鬱陶しい季節に 国産のアロマ“ヒバ”の香りはいかが?

鬱陶しい季節に 国産のアロマ“ヒバ”の香りはいかが?

ヒノキの木工品やアロマオイルを目にすることはあるけれども、「ヒバの木」と言うと馴染みがない人も多いのでは。しかしヒノキ以上に木の香りが強く、一度香りを嗅いだら病みつきになるという人も多いというヒバ。ヒバの木はそのほとんどが青森産。青森ヒバは長野県の木曽ヒノキ、秋田県の秋田スギと並んで、「日本三大美林」の一つにも挙げれています。

抗菌効果や消臭効果、精神安定効果もあり、雑巾がけの時にバケツに1滴垂らしたり、お風呂で森林浴気分を味わったりと、梅雨時のアロマオイルとして楽しむのにヒバはオススメの香りです。しかしなかなか手に入りにくいヒバオイル。青森県のアンテナショップや東北の物産展、通販などを利用しないと買うことは難しいです。

しかし都心にも青森ヒバを直輸入?しているヒバの専門店があります。東京千代田区にあるその名も「ひば工房」を訪ねてみました。店内はヒバのいい香りがいっぱい。ヒバの木工品やオイルだけでなく、山から切り出したヒバの枝や葉までが置かれています。

店長の木下とよ子さんの実家は、青森県風間浦村にヒバの山をいくつも持っている地主さん。「ヒバの森は先祖代々受け継がれた大切な財産。現在お店に並んでいるのは江戸時代に植えられたヒバなんです」成長が遅くてゆっくり育つ木だから、余計に貴重なんだとか。

実は実家は漁師の網元だったというとよ子さん。昔は漁師も山を所有していて、山から切り出したヒバで船を作っていたそうです。抗菌効果があるので腐りにくく、虫を寄せ付けないことから、かつては神社や仏閣の建材として用いられるほど神聖な木だったようです。なんと世界遺産にも指定された平泉の中尊寺金色堂も実はヒバの木で建てられたものなんだそう。

あの強い香りは実は神聖なものを守るパワーを持っていた…香りの持つ深い歴史を改めて知らされました。

 

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