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万葉集の頃には始まっていた紅葉狩り

万葉集の頃には始まっていた紅葉狩り

秋になると楽しみなのが紅葉ですよね。
山が色とりどりに彩られていくのはなんともいえず美しいもの。
色づいた葉を見つけると、ついつい拾って帰りたくなってしまいます。
そんな紅葉狩り、とっても古い時代から貴族の楽しみとしてあったんですよ。

 

1200年前も同じように紅葉を愛でていた

紅葉狩りをしていたということが記録に残っている最も古いものは、万葉集の中で詠まれている和歌です。
それも1つや2つではなくて、紅葉の美しさを詠んだ歌がたくさんあるんです。
1200年前には、既に今の私たちと同じように紅葉を愛でる気持ちが生まれていたんですね。

源氏物語の中でも貴族の雅な遊びとして紅葉狩りが出てきていますから、その頃にはすっかり貴族の中では定着していたんでしょうね。

もとは貴族の遊びだった紅葉狩りが一般にも定着したのは江戸時代の頃。
戦がなく平和な時代が続き、食糧事情も改善されて、少しずつ民衆にも余裕が生まれてきた頃です。
色々な文化が民衆にも定着していったのがこの頃ですが、紅葉狩りも例に漏れずこの頃から始められるようになりました。

 

 

科学の視点から紅葉を分析、そもそもなぜ色が変わるの?

そんな美しい紅葉ですが、なぜそんなふうに葉の色が変わるのか?、ちょっと不思議だと思いませんか?

葉は通常緑色をしています。
これはクロロフィルという緑色の物質を普段は多く含んでいるからです。
ではなぜ秋になると赤や黄色や茶色に色づくのかというと、このクロロフィルが分解されてしまうからなんです。
クロロフィルが分解されてしまうと、赤く色づくものはアントシアン・黄色く色づくものはカロチノイド・茶色く色づくものはタンニンがそれぞれ葉に残っているというわけです。

そんなわけで、実は紅葉は染まっているのではなくて、緑が色落ちした結果残った色、というわけなんですね。

こういうとなんだかもともこもない感じがしないでもないですが・・・・・・。
でも、どんな理由であれ紅葉が美しいのは変わりません。
今年もきれいに山が染まるのが楽しみですね。

 

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