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「産土」はまさに日本の姿、限界集落の内側を映し出す映像プロジェクト「産土プロジェクト」

「産土」はまさに日本の姿、限界集落の内側を映し出す映像プロジェクト「産土プロジェクト」

「産土」とは人が生まれた土地、またその土地の守り神のこと。「うぶすな」と読みます。現代の都会に生きる私たちは、「日本」という大きな産土の姿を忘れかけているのではないでしょうか。

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産土プロジェクトは、主に農山村の限界集落を取材していく映像プロジェクトです。徳島県神山町在住の映像作家・長岡参をプロジェクトリーダーとして、これまでさまざまな外国人映像作家らとともに取材を重ねてきました。
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プロジェクトスタートのきっかけは「森と共に生きる暮らし方探訪キャラバン」が2012年度の「愛・地球博成果継承発展事業」として助成を受けたことでした。これまでに取材してきた内容は映画として『産土』と『産土 —壊—』の2つの作品にまとめられ、世界中で鑑賞され共感と支持を集めています。

2012年度キャラバン イントロダクション

2012 Ubusuna Caravan’s Introduction (日本語version) from Mile Nagaoka on Vimeo.

こちらは映画『産土』では使われなかった、徳島県木頭村太布庵(とくしまけん きとうそん たふあん)の映像。糸を紡いだり、機を折ったりの手仕事が記録されています。地名に残る「太布(たふ)」という名の布はコウゾの皮から糸を紡いで織られた古代布のことで、江戸時代に木綿が普及するまでは全国で作られていたそうです。織り上がった布は素朴な風合い。とっても丈夫なんだそうです。

Tafuan / 太布庵 from Mile Nagaoka on Vimeo.

ubusuna-web_top_img01山形の山伏。まさに山を住処とし、森とともに生きる暮らしをする人です。

映画「産土」予告編

UBUSUNA Preview from Mile Nagaoka on Vimeo.

八百万の神々とともに暮らし、一本の草木のために祈る文化。珍しいことではないけれど、それこそが日本のよすがとなるものではないでしょうか。古来から日本人は自然と共存してきました。近代に入って急激に日本のよりどころとなるものを忘れてしまっている私たち。産土プロジェクトは古いものを今の感性と技術で表現し、問いかけています。今後は、山村にかぎらず、フィールドが広がっていくとのこと。これからの活動が楽しみですね。

Ubusuna Project / 産土プロジェクト
産土 ubusuna | 映画『産土』オフィシャルサイト

 

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