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国宝ざっくざく!目に国宝を焼き付けよう!「日本国宝展」東京国立博物館で開催

国宝ざっくざく!目に国宝を焼き付けよう!「日本国宝展」東京国立博物館で開催

日本には、世界に誇るべき美術的、歴史的に貴重な文化財が数多く残っています。そんな類い稀な国の宝「国宝」約120件が東京国立博物館に集結します。

平成では3回目となる東京国立博物館の「日本国宝展」。今回のテーマは「祈り、信じる力」。縄文の古から連綿とつながる人々の篤い信仰心が結実した文化遺産を中心に、日本文化の粋を結集した必見の展覧会です。

本展では、正倉院宝物が特別出品!!正倉院宝物特別出品は10月15日(水)~11月3日(月・祝)の18日間限定です。奈良時代8世紀の造形表現と技術の粋を期間限定で公開。

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今回展示される宝物たちは、社会科の教科書に載っているような知名度の高い名品が多数。中でも気になる国宝をいくつかご紹介します。

日本最古の金製品「金印」

日本の古代史上最も著名な五文字「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)」が印面に刻まれています。教科書より遥かに金ピカです。highlight_w12「金印」弥生時代・1世紀/福岡市東区志賀島しかのしま出土/福岡市博物館蔵

「銅鐸」

絵画銅鐸の中でも有名な一品。人物・鹿・鳥・魚・昆虫・亀・高床式建物などが精妙な凸線で描かれています。教科書の小さな写真ではわからないところです。ぜひ本物をこの目で確かめたい。

highlight_w26「銅鐸」弥生時代(中期)・前2~前1世紀/伝香川県出土/東京国立博物館蔵

国宝の土偶5体が勢ぞろい!

全国各地で発掘された土偶たち。縄文時代には決してかなわなかった土偶たちの共演は必見です。

doguu左から「合掌土偶」「縄文のビーナス」「中空土偶」「縄文の女神」「仮面の女神」

彫刻の国宝ニューフェイス!

安倍文殊院あべもんじゅいん善財童子ぜんざいどうじ。平成25年に騎獅文殊菩薩像きしもんじゅぼさつぞう(快慶作)と、それをとりまく善財童子立像、優填王像うてんのう仏陀波利三蔵像ぶつだはりさんぞうなどが、ともに国宝指定されました。

highlight_w20「善財童子立像(ぜんざいどうじりゅうぞう)」(文殊菩薩および侍者のうち)鎌倉時代・建仁3年(1203)~承久2年(1220)/奈良・安倍文殊院蔵

元興寺五重小塔が初上京!

美術工芸品ではなく、建造物として国宝指定されたこの塔は実際の五重塔の十分の一サイズで、高さは5メートル50センチ。本格的な建造物の工法で、築造されたものです。組物や内部まで忠実に実物の塔と同じ技法で組みあげられています。

highlight_w21「元興寺極楽坊五重小塔(がんごうじごくらくぼうごじゅうのしょうとう)」奈良時代・8世紀/奈良・元興寺蔵

会場に足を運ぶ前に日本史の教科書をめくってみようかな。

日本国宝展

National Treasures of Japan
会期:2014年10月15日(水)~12月7日(日)
会場:東京国立博物館 平成館〔上野公園〕〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
開館時間:9:30~17:00
休館日:月曜日「*ただし11月3日(月・祝)、11月24日(月・休)は開館、11月4日(火)、11月25日(火)は休館

日本国宝展/2014年10月15日(水)~12月7日(日)/東京国立博物館 平成館〔上野公園〕

 

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