ペーターが弁太、クララが久良子!?大正時代の「アルプスの少女 ハイジ」和訳版の破壊力スゴい(笑)

みずめ

突然ですが「楓物語」って知ってますか?

え?知らない?あの名作です!

アルプスの大自然のなかで、少女がおじいさんとのびのびと暮らす物語。ヤギを放牧しているお友達の少年もいて幸せに暮らしていましたが、突然伯母の手により都会に連れ戻されてしまいます。

ーーと、ここまで書けばわかりますね。そう、「アルプスの少女 ハイジ」のことです。

なぜハイジが楓になったかというと、大正期の少年少女は外国人名に慣れていなかったため、物語の内容は変えず登場人物だけを和名に変えるという試みがされたのでした。
この時代、ハイジだけではなく他の海外作品でも多々あったことのようです。

以前Japaaanで紹介した明治時代の小説「さんたくろう」も同じように、「サンタクロース → 三太九郎」と、和名になっています。

誰だよ(笑)サンタクロース…いや「三太九郎」から始まった日本のクリスマスの歴史

明治時代にサンタは日本にやってきた日本で最初にサンタクロースの絵が描かれた文献は、1900(明治33)年に教文館から発行された「さんたくろう」という小説。[caption id="atta…

ちなみにハイジが「楓」、ペーターが「弁太」、クララが「久良子」。伯母さんの名字は「伊達」です。

気になるアルムおんじは何と呼ばれてるのか?

ページを繰ると…「山の爺(やまのおやぢ)」でした。そのまんまやないか!

4ページ目 読んでみた(国立国会図書館サイトで無料公開中)

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