まずいだろそれ!遅い、荷物がなくなる?お江戸の町飛脚がヤバかったらしい:2ページ目
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また、幸便は月に9回出発日が決まっており、その中で1番早い「六日限(むいかかぎり)」だと書状1封につき銀2匁。同じく金1両=10万円だとした場合、銀2匁は約3千3百円ほど。ちなみに「六日限」とは言っていますが、実際には9日ほどはかかったそう。
幕末には速達も登場!
嘉永6年(1853)には「仕立便」という受け取ってすぐに出発する極めて高額な専用便が登場します。今で言うチャーター便のようなもので、100目(375g)までを封じて送ることができました。
その中でも「正三日限」というのが3日目にはかならず届くという便だったのですが、なんと料金が銀700匁。金1両=10万円で考えると116万円以上です!!
こんな便、誰が利用したんだ・・・とも思いますが、時勢は幕末の動乱の中ですから、需要があったのでしょう。
参考文献
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