江戸時代、吉原で客の男たちを夢中にさせる遊女は、床上手でした。
江戸時代の床事情…オトコたちを夢中にさせた遊女のテクニックとは?
客を引きこむために、床上手に仕込まれる江戸時代の遊女たち。たとえ美女でなくても、床上手だと客がひっきりなしに。それほど、床上手であることは重要とされていたのです。当時、絶頂を迎えることを「気を…
血判、切指、入れ墨も…江戸時代の遊女はあの手この手で客の心を掴んでいた
遊女は、自分のお客さんに来てもらうために、あの手この手を使います。客が心変わりしないようにいろんな方法で「私はあなたのことをこんなに大事に思っていますよ」と気持ちを表していました。想いを血判や爪に…
抜群のテクニックで、数々の男を虜にしたのです。でも、性技の他にもいろんな方法があったそうな。
ここぞというとき真っ裸
まずは、ここぞというとき、真っ裸になる方法です。遊女というと、裸にならないで服を着たままというイメージがありますが、時に真っ裸になることで、客は「自分にだけ見せてくれた!」と勘違いしてしまうのです。「普段は脱がないけれど…」というのが、ポイント。
これは、さぞかし客は興奮することでしょう。ただ、夏季限定のみなんですって。当時は暖房もないので、冬は寒い寒い。冬に真っ裸になったものなら、あっという間に風邪をひいてしまいそうですよね。
甘え上手でもある遊女
さてさて、圧倒的な人気がある遊女たちは、甘え上手でもあります。吉原の遊女は、足袋を履きません。冬でも素足だから、足が冷えちゃうのは避けられませんでした。
そこで、「足が冷たいから、あっためておくれ」といいながら、客に甘えるのです。憧れの遊女にこんなことをされたら、嬉しくない客はいないでしょう!
また、ほどよく嫉妬するのも得意なのが、人気の遊女たち。馴染みの遊女になったら、時には嫉妬することも必要です。といっても嫉妬しすぎると、疎ましく思われてしまうので、適度な嫉妬で。約束していたのに客がこなかったときは、怒ってみせます。
本気で怒るのではなく、あくまで演技で、ですよ。そして、情交では感じて乱れてしまう遊女をみると、客は大興奮。本当は翻弄されている側なのに、あたかも自分が翻弄しているような気になるのです。男の自尊心をくすぐることで、体も心も気持ちよくなってもらえるということなのですね。