現代ではかなり技術が発達し、日本製のコンドームでは0.02ミリや0.01ミリのものまで存在しますが、こうした避妊具はかなり昔から存在していました。
日本で初めてコンドームが登場したのは1900年代初頭のことで、当時は主に遊郭で使用されていたといいます。しかし、ごわごわしていて品質はよくなかったとか。そんな粗悪品でも重宝された場所がありました。
それは、戦時中の軍でした。
陸軍お墨付きのコンドーム、名前のインパクトがすごい
旧大日本帝国陸軍お墨付きのコンドーム、その名も「突撃一番」!驚きのネーミングの避妊具は、現在もコンドームメーカー大手として知られる「オカモト」の前身である「理研護謨工業」が製造していました。
軍では肺結核や脚気などの病と同じくらい性病の伝染力の強さに配慮しており、兵士の健康管理に気を配っていました。
突撃一番もそのひとつ。海軍では「鉄兜」という名前の避妊具があったようですが、やはり「突撃一番」のインパクトはかなり強いのか、こちらのほうが有名です。
軍では衛生兵が兵士に突撃一番を配布し、さらに「星秘膏」という性病予防の軟膏薬も配布するという徹底ぶりだったようです。