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接して漏らさず?江戸時代のベストセラー健康本、貝原益軒の「養生訓」に夜の営み”交接”の極意を学ぶ

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「接して漏らさず」

はて、現代人には何のことやら分かりません。有り体に言うと、「パートナーの体には触れて愛し合ってもいいが、射精しない」という事です。それこそ至難の業な気もしますが、これは益軒が思いついた考えではなく、古代中国から伝わる房中術の1つで東洋医学の考え方なのだそうです。

「精気を排出すると気の消耗になる」・・・精というのは人間の全身をめぐるエネルギーの事で、老年になってこれを盛んに外に出してしまうと大きな消耗になるので、コントロールしましょうというわけ。

反対に、「接する」つまり男女が体に触れ合う事に関しては益軒は奨励しています。東洋医学的には男女の身体の触れ合いは互いの気のエネルギーを保つのに良い事だそうです。

参考文献: 清丸惠三郎「江戸のベストセラー」

 

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