デヴィッド ボウイが遂に浮世絵作品に登場です!
これまでにKISSやローリング・ストーンズ、アイアン・メイデンなど、海外アーティストを江戸時代の浮世絵テイストに描いた木版画が登場してきましたが、いよいよデヴィッド ボウイの浮世絵木版画が登場しました。
『出火吐暴威変化競「竹沢藤次」』と名付けられたこの作品は、江戸時代の曲芸師・竹沢藤次を演じるボウイを描いたもの。「ダイアモンド・ドッグズ」に映る躍動的な犬を狐に見立て、九尾(きゅうび)の狐の伝説を題材とした演目を披露している姿です。
そしてこちらの作品が『出火吐暴威変化競「鬼童丸」』。鬼童丸は、鎌倉時代の説話集「古今著聞集」(ここんちょもんじゅう)や曲亭馬琴(きょくてい ばきん)の「四天王剿盗異録」(してんのうしょうとういろく)などに登場する妖術使い。大蛇を操る荒々しい鬼童丸と繊細で神秘的な魅力を放つボウイのイメージを掛け合わせて表現しているそうです。
この2つの作品を手掛けたのは、アイアン・メイデン浮世絵や、市川海老蔵さんが主演した石川五右衛門のポスタービジュアルなどを手掛けた石川真澄さん。石川さんは六代目歌川国政を襲名したのちに独立し、様々な浮世絵コラボ作品の絵師として活躍しています。
これらの作品は2018年6月23日(土)〜7月1日(日)の期間で開催されている「UKIYO-E PROJECT presents デヴィッド・ボウイ 浮世絵展」で観ることができますので、気になった方は要チェックです!