江戸時代に活躍した浮世絵師といえば？「葛飾北斎」の名前が思い浮かぶ方が多いかと思います。葛飾北斎の作品は国内のみならず海外でも今尚、高い評価を受けています。

そんな葛飾北斎が残した作品の中でもとりわけ人気の高い作品が、富士山を主題として描いたつづきもの「冨嶽三十六景」の内の「神奈川沖浪裏」。この作品でとても印象的なのが＂大波＂ですよね。

9月15日（金）午後8時から NHKで放送される「歴史秘話ヒストリア」ではこの「神奈川沖浪裏」にフォーカスした内容が放送されます。「世界が驚いた3つのグレートウエーブ 葛飾北斎」と題し、世界でも有名な北斎“波”の絵「神奈川沖浪裏」は どうして生まれたのか？苦節40年、3つの大いなる「波」誕生の秘話が紹介されます。

葛飾北斎の描く＂波＂は、「神奈川沖浪裏」の他の作品においてもとても独創的なタッチで、波の荒々しさを誇張し抽象的に描いているかとお思いきや、最近では、実際にハイスピードカメラで撮影した波と比較すると実に写実性に優れた描き方であることがわかり、国内外で話題となりました。

葛飾北斎の＂波＂誕生秘話を通して、北斎の天才的な画業を改めて見つめ直してみてはいかがでしょう。

さらにさらに、9月22日（金）の「歴史秘話ヒストリア」では葛飾北斎の娘・葛飾応為が取り上げられることになっています。2週続いて葛飾ファミリーを取り上げられるとは、浮世絵ファンは見逃せません！

歴史秘話ヒストリア – NHK