兵庫のローカル鉄道「北条鉄道」のボランティア女性駅長が作る米粉パンが食べたい!
北条鉄道は兵庫県の西部、小野市から加西市の全長13.6kmを22分で結ぶコンパクトなローカル線。ナント加西市長が代表取締役を務めているという面白い組織。昨年の平成27年が開業30周年、そして播州鉄道北条支線として100周年を迎え、パン屋さんのある法華口駅をはじめ播磨下里・長の3駅舎は登録有形文化財に指定されているという、電車マニアにはたまらない鉄道でもあります。
全8駅の小さな鉄道です。アレ?有人駅は一駅?そうなんです、駅長さんがいない時は無人駅化してしまいます。仕方がありません..
女性駅長の後ろ姿、様になっています。この駅長こそが、パン職人でもある北垣駅長さん。駅長職はボランティアだというところも魅力的。
法華口駅は、大正4年に建てられた登録有形文化財の趣のある駅舎です。桜の季節になると写真に収めようと撮り鉄さんが殺到するのだとか。ココに噂のパン屋さんMon favori(モンファボリ)があります。絵になりますね〜。
先ほどの哀愁漂う後ろ姿の駅長さんと店先の様子。お客さんはひっきりなし。電車が来ればお客さんをお迎えし、発車する時は手を振ってお見送り。駅長とパン屋さん、北垣さんはいつも大忙し。
パンは米粉を使っていてクルミやロールパン、食パンなどシンプルなパンから、ピザパンなどの惣菜パンもあり、ついついアレもコレもと手が出てしまいます。米粉なので、あっさり食べやすい!
その他にも北条電鉄にはいろんな試みをしていて魅力がいっぱい!毎週日曜日に婚活相談所をオープンしている長駅や、月2回切り絵教室を開催している網引駅、ギャラリーと小さな図書館がある播磨横田駅、子ざる駅長(残念ながら現在お休み中)がいる北条町駅、そしていちばんビックリしたのは、幼い頃から駅舎内でお寺を開くことが夢だったという住職が、到底叶いそうもない夢を実現して下里庵というお寺を月2回駅舎の中で開いている播磨下里駅まであります!恐るべし北条鉄道。
住職でもある播磨下里駅の駅長さんは、パン屋さんと同じくこちらもボランティア。
サンタ列車とかいろんなイベントもやっていて、貸切列車なんかもあります。小さなローカル線だけれど、魅力がいっぱい溢れています。わざわざ行く価値アリですよ!でも行く前にホームページをチェックして行くことをお忘れなく。
10:00~17:00 月曜定休(要確認)
画像出典:北条鉄道