戦前から女優として活躍し「東京物語」や「我が青春に悔なし」などに出演した伝説の女優、原節子さん。
2015年9月5日に肺炎のため95歳でお亡くなりになりましたが、このほど、原節子さんが大女優となる前に出演していた、原さんが16歳(昭和12年)の時の映画作品「検事とその妹」の映像が復元されました。
この映画のフィルムの存在は確認されていたものの、フィルムの劣化が激しく内容を確認することができずにいたそうですが、NHKなどが最新デジタル技術を用いて修復に成功したそう。
これまで神戸市の資料館に保管されていましたが、フィルムの劣化が激しく内容が分からない状態となっていました。このほどNHKなどが最新のデジタル技術を用いて修復したところ、およそ10秒間のシーンを復元することに成功しました。
「伝説の女優」原節子さん幻の映画一部復元
修復されたシーンは10秒程度とのことですが、伝説の女優の初期映像ということでとても貴重なものになりますね。デジタル技術の向上によって復元が可能になった映像というのは多々あり、以前ご紹介いた明治時代の街並みの様子がNHKによってカラー復元された映像には驚きました。
これは感動もの!明治時代に撮影した動画をフルカラー復元した映像をNHKが公開!
明治時代、フィルム映像はすでにありましたがもちろん白黒でフルカラーではありませんでした。今回紹介するNHKのプロジェクトは、世界中から収集した明治時代〜昭和初期に撮影された白黒映像をフルカラーで復元す…
今回復元された原節子さんの映像の一部はNHKのニュースサイトで確認できます。ぜひ特集番組などで10秒間まるっと放送してほしいですね。