【豊臣兄弟!】茶々が夫の子を産むなど嫌!寧々(浜辺美波)の本心と胸が張り裂けそうな苦しみを考察:4ページ目
幼い頃から寧々に育てられた清正と正則VS三成
石田三成(松本怜生)の「殿下が別妻を娶り、後継を作るべき」という言葉に、激怒した加藤清正と福島正則。
史実でも二人は幼少期から秀吉に仕え、実子のいない寧々が我が子のように育てた「子飼い」の武将です。
直接的にこの二人が「寧々派」だったと明確に記した史料はないようですが、尾張出身で子供の頃から寧々を慕い絆も強かったと伝わります。
ドラマ内の秀長や三成のように「別妻に子供を産ませるのは、お家存続に必要」だと理屈では分かっていても、そこはやはり「寧々様がどんなに傷つくだろう」と先に思うのが人間。清正と正則、推せます。
この先につながる、三成と清正と正則の対立の始まりが描かれていました。
実際、慶長3年(1598)秀吉の死後、これまで豊臣政権内で、軍務を担ってきた福島正則や加藤清正をはじめとする『武断派』と、主に統一事業において政務を担ってきた石田三成などの『文治派』が激しく対立。三成襲撃事件へと発展していきます。
秀吉の『最強スター家臣団』の栄光と亀裂に関して、下記記事で詳しく紹介しています。
【豊臣兄弟!】加藤清正・福島正則・石田三成が登場!史実で見る秀吉の『最強スター家臣団』の栄光と亀裂
主人公の秀長が死去したのは天正19年(1591)1月22日なので、その激しい対立はドラマでは描かれないかもしれませんが。
茶々に子ができても寧々と縁が深かった家臣
別妻になった茶々に子ができても、『武断派』で清正や正則以外にも、寧々と縁の深かったと伝わる家臣もいます。
・浅野幸長:浅野長政(寧々とは義姉弟/大地伸永)の長男
・加藤嘉明:秀吉の子飼衆で、賤ヶ岳の七本槍の1人
・池田輝政:池田恒興(堀井新太)の次男
・黒田長政:黒田官兵衛(倉悠貴)の嫡男。幼少の松寿丸時代、人質として秀吉に預けられるも、秀吉・寧々に我が子のように可愛がられて育った(ドラマでは竹中半兵衛(菅田将暉)が処刑しようとするも羽柴家が全力で守る回がありましたね)
・細川忠興:秀次切腹事件の際、石田三成に失脚させられそうになり三成を不倶戴天の敵とみなした
など。気持ちの部分まで記した史料はないようで厳密な「寧々派閥」とまではいえないものの、大きな「器」と「覚悟」を持つ寧々に惹かれたのは分かるような気がしますね。
さらに、「糟糠の妻」として、貧しい時代から恋愛結婚で結ばれた秀吉を支えている(とんでもない浮気者だけれど)というところも、逆に家臣として「守り仕えたい」と思わせるような人物だったのかもしれません。

