【豊臣兄弟!】茶々が夫の子を産むなど嫌!寧々(浜辺美波)の本心と胸が張り裂けそうな苦しみを考察:2ページ目
別妻を娶ることに正室の裁量権があった
今回は、「大きくなった豊臣の家そのものが大切な子」として、秀吉の別妻に茶々を迎え子を作らせることに賛成した寧々。
そして、自分の心を決めかねている茶々に「弓」での対決を申し込むというストーリーでした。
実際、「法で決められた絶対的な権限」ではないものの、別妻や側室をもらうときには、正妻が一定の裁量権や承認権を持っていた……という説が、近年の研究で有力視されているそうです。
そのためか、ドラマ内の秀吉は秀長の提案に激怒するも、寧々がその案に賛成し、秀吉も認める流れに。
※実際の秀吉は、200人とも300人とも言われる妻妾を抱えていたと伝わります。
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そして、茶々に弓の勝負を挑んだ寧々が「そなたが勝てば自由にするがよい」と「生殺与奪の権」を握った立場に描かれたのは、正妻がある程度の承認権を握っていたということを取り入れたのでしょうか。
『寧々の本心』を描いた今回
いくら「豊臣の家のため」とはいえども、茶々は、夫・秀吉が昔から憧れだったお市(宮﨑あおい)の娘、しかもおよそ30歳以上とも伝わる年齢差がある娘です。
それを夫の妻にして子供を産ませるなど、どう考えても、内心震えるほど嫌だったはず。
その心情を「北政所は戦国時代のできた妻」という殿様側に都合のいい流れではなく、本来の寧々の苦しみをはっきりと描いたのがよかった。
実は、弓対決で茶々を勝たせて「殿下の妻なんかにならない!!」と宣言してくれることを願っていた寧々。
ところが茶々は「殿下の妻になりとうございます」と答えます。寧々は一瞬、沈んだ表情を様子を見せるものの、「よく決心しましたね」と茶々の腕を取ります。
「これからは共にこの家を支えておくれ」という寧々の迫力に押されたように、茶々は頭を下げました。
「寧々と茶々は敵対関係ではなく共に豊臣家を支える関係だった」という近年の説を思わせる場面でした。

