【豊臣兄弟!】最期は耳と鼻を削がれ…秀吉に3度も逆らった茶人・山上宗二の壮絶な生涯をたどる:2ページ目
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秀吉を激怒させる(3度目)
やがて宗二は高野山から関東へ移り、北条氏政(谷原章介)・北条氏直(うじなお)父子に茶匠として仕えました。
しかし天正18年(1590年)に秀吉が北条征伐に乗り出すと、宗二は茶仲間であった皆川広照(みながわ ひろてる)と共に小田原城を出て降伏します。
師匠の千宗易が仲介したため、宗二は秀吉と対面を果たしました。秀吉も三度目の正直、今後こそ心を入れ替えるだろう、と宗二を茶匠として迎え入れます。
しかし宗二はここでも秀吉の意に逆らったのでした。彼は茶の師匠であった北条幻庵(げんあん)に義理立てしたのです。
我が意を知りながら、どこまでも逆らい続ける宗二の態度に、もはや秀吉は堪忍なりません。
秀吉は家臣に銘じて宗二の耳と鼻を削がせた挙げ句、斬首したということです。時に天正18年(1590年)4月11日、享年46歳でした。
終わりに
今回は山上宗二の生涯をたどってきましたが、いかがだったでしょうか。
早雲寺(神奈川県箱根町)には宗二の追善供養碑が建立されており、今も彼を慕う人々が参詣しているそうです。
秀吉を善人として描き続ける大河ドラマ「豊臣兄弟!」では、恐らく登場しないでしょう。
他にも面白い人物がたくさんいるので、これからも紹介していきたいです。
※参考文献:
- 中田善明『利休と山上宗二』京都書院、1990年4月
- 火坂雅志『豪快茶人伝』角川学芸出版、2008年1月
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