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朝ドラ『ブラッサム』28歳差再婚に強引な縁談…珠の父・葉野清治(渡部篤郎)のモデル・宇野俊次の生涯 

朝ドラ『ブラッサム』28歳差再婚に強引な縁談…珠の父・葉野清治(渡部篤郎)のモデル・宇野俊次の生涯 :2ページ目

16歳の千代に残した思い出とは?

宇野千代の著作によると、俊次には一種の二面性があったようです。

ドラマの清治がそうであるように、俊次自身は馬を好んで育て、競馬に出すなど遊興を好んでいました。

その一方、家庭内では厳格な父親として振る舞い、千代に文芸の本を読むのを禁じたとも言われています。

明治44(1911)年、俊次は14歳となっていた千代に、千代の従兄・藤村亮一との縁談を命じます。

これは俊次の先妻の方との縁談であり、今後の千代の行く末を考えたものと考えられます。

しかしこの結婚生活は上手くはいきませんでした。

千代は嫁ぎ先から約10日で実家へ帰還。この出来事は、のちに自分の意志で住む場所と相手を選ぶ千代の人生を象徴するものでした。

大正2(1913)年2月8日、俊次は病没。享年57。

千代は16歳で岩国高等女学校在学中でした。父の死後、千代は雑誌へ投稿し、文学仲間と活動するようになります。

翌大正3(1914)年に卒業し、家計を支えるため川下村尋常小学校の代用教員となるのです。

俊次との思い出や葛藤は、宇野千代の血肉となり文章となって、やがて多くの人々に届けられていく。

そう考えると、俊次の生涯もまた違った意味で捉えることができるかも知れません。

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※参考文献・参考サイト

  • 宇野千代・藤江淳子ほか『新版 宇野千代 女の一生』新潮社 2026年
  • 宇野千代『生きて行く私』中央公論社 1992年
 

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