オリオン座が古代日本・ヤマト政権を作った!?博多から大阪へ繋がる「三つ星信仰」の足跡:3ページ目
星が残した記憶
大阪の住吉大社は本社であり、大和川にも近い場所にあります。神社の分布だけを見ると、博多から防府、そして大阪へ進んだ航海者たちの移動経路が見えてこないでしょうか。
もちろん、断定することはできません。神社の建立順と移動経路が一致することも、あくまで一つの解釈です。
とはいえ海を渡った人々が星を目印にし、その記憶が神社の祭神として残ったのだとすれば、住吉大社の三神は古代の航海者たちが残した星の記憶だったのかもしれません。そう考えると、ものすごいロマンですね。
ちなみに、ヤマト政権は以前には大和朝廷と表記されることもありました。
しかし、大和という漢字表記は後世に登場したものです。また朝廷という言葉からは、整備された官僚組織を備えた国家を想像します。
ところが初期のヤマト政権は、強力な部族が自らの政権を築いた段階だったと考えられています。そのため、現在ではヤマト政権という表記が使われています。
参考資料:出口治明『10人の英傑が「この国」を変えた 大転換の日本史』2025年、PHP研究所
画像:Wikipedia,PhotoAC
