朝ドラ「風、薫る」りんを巡る三角関係の予感?横沢公輔(井上祐貴)とシマケン(佐野晶哉)の決定的な違い:4ページ目
「金持ち優遇」に対し怒りに燃える新聞記者・横沢
一方、高越日報の新聞記者を名乗る横沢公輔。りんとお茶を飲みながら
「自分も信州から来たよそ者」で、新潟は「民権運動が盛んな土地だから来た」と語っていました。
さらに、「明治政府の国会開設に向けた国会議員選挙の選挙権はおかしい。15円以上納税した者にしか選挙権を与えないのは理不尽だ」と、「金持ち優遇」の世の中に熱く怒っていました。
横沢は熱い魂の持ち主のようで、初対面のりんにも臆することなく自分が正しいと思ったことに対しては熱弁を振るうタイプのようです。(横沢が『べらぼう』の松平定信を彷彿する!と記事にまでなってましたね。「黄表紙」を熱く語る定信のようでした。)
「高越日報」がどのような系統の新聞なのかはまだ不明です。
横沢公輔のモデルでは?といわれている木下尚江は、ちょうどりんのモデル・大関和が高田女学校の舎監として働いていた明治23〜24年頃(1890〜1891)は、松本にて地元のローカル紙『信陽日報』の記者をしていました。
けれども、政治的な主張が強く読者の反感を買い退社。その後、弁護士の勉強をしながら「廃娼運動」をしていました。
原案の伝記小説では、尚江は和が「廃娼演説会」に参加したときに出会い「同じ運動に関わる同士として文を交換しましょう」と申し出ました。
積極的に和に声をかけたという尚江は、言いたいことを飲み込んでしまうシマケンよりも、グイグイ接近してくる公輔のほうがキャラは近い感じですね。
最後に……
積極的で富裕層や政府を批判し熱く語るジャーナリストという感じの横沢公輔は、「大新聞」の政治系新聞記者というイメージ。
かたや、書評の仕事をしつつも小説家の夢は捨てず黙々と書き続けるシマケンは、市政の人々の日常に目を向ける「小新聞」新聞記者というイメージ。
……なんて、同じ新聞社勤めということで、なんとなく横沢VSシマケンに、明治時代の「大新聞」VS「小新聞」のイメージを重ねてしまいました。
今後、公輔との関係はどう描かれていくのかはまったく今のところは不明です。
ただ、実際、大関和は誰とも再婚せずに看護の道を邁進していくので、りんと横沢公輔が結ばれるというパターンはないかもしれませんね。(シマケンは『おじさん』になってしまいましたし)。
この先の展開が楽しみですね。
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