『豊臣兄弟!』小栗旬が演じた“人間・信長”の心に残る感動の名場面8選!新解釈「本能寺の変」が胸を打つ理由:4ページ目
血のつながった妹や姪に責められると弱い…
唯一、心を許せるお市には弱い信長の姿も、たびたび描かれていました。
お市に不義理を責められたり、茶々に気を遣って話かけるも「茶々はそんな弱虫ではありませぬ」と、キッと睨みつけられたり。
「あちゃ〜」となる信長は、とても人間味がありました。
史実でのお市は、教養や品格があり、乱世を生き抜く知性を持ち、大名家の人間としての気丈さや胆力があったといわれています。
「市が男なら良将になった」と信長が評価したというのは、江戸時代以降の読物をベースにした創作のようです。
ドラマのように以心伝心の兄妹だったか?は不明ですが、実際、信長は浅井家滅亡後に市や娘たちを速やかに救出し、手厚く保護している点を考えると、大切な存在だったのでしょう。
粛清の重さに信長自身が疲弊…
第25回『変事の予兆』。
安土城が完成した祝いの相撲大会で行った老臣のリストラ。謀反の疑いが理由でした。
「確たる証があってからでは死罪は免れぬ。今なら追放で済みまする」というお市だけが、信長の心を知っていました。
「役立たずの老臣など無用の極み。天下一統に情けなどいらぬ。血も涙もなき覇道の者、織田信長よ」といいつつも、瞳からは光が消えていた信長。
“情け”を捨てきれず矛盾や葛藤を抱える苦しみが複雑な表情に現れていました。
実際、この時「追放」となった3人の老臣、林秀貞・佐久間信盛・安藤守就は『信長記』ほかの記録では、野心や内通の疑いがあったと記されています。
また信盛に関しては、その働きぶりの不甲斐なさに叱責の言葉を連ねた『19ヶ条の折檻状』を突きつけたということも(『信長記』)。
ドラマでは、粛清の重さに信長自身が疲弊している様子が描かれていました。
5ページ目 「最後の晩餐」とは知らず「楽しかった」という信長…

