『豊臣兄弟!』小栗旬が演じた“人間・信長”の心に残る感動の名場面8選!新解釈「本能寺の変」が胸を打つ理由:2ページ目
汚れなき者・長政を弟として心から信頼を寄せる…
第11話『本圀寺の変』。
「豊臣兄弟!」で帰蝶をあえて登場させないのは、「心を許せる相手は妹のお市だけ」にして、信長の孤独感を際立たせるためだったそうです。
お市は、兄のため男に生まれ「弟」でありたかったと願うほど兄が大好きでした。
織田家のため覚悟して浅井家に嫁いだお市。最初は夫・浅井長政(中島歩)を敵認定していました。
ある日、長政の父・浅井久政(榎木孝明)がお市の手鏡を勝手に捨て、焚き火にくべる事件が発生。長政は素手で手鏡を拾い上げ大火傷を負います。お市は、不器用な愛情を注いでくれる夫に愛を感じるのでした。
そして、第12回『小谷城の再会』。
信長は長女の茶々が生まれたお市を尋ねます。火傷が治らずまだ包帯で覆われた長政の手をみて、信長は長政のお市に対する愛情に感謝しつつ「この世に穢れなきものがいるとしたら、それはそなたじゃ。」といいます。
純粋な長政が、義理とはいえど弟になったことが嬉しかったのでしょう。
「この信長のセリフはキザ過ぎ!」という声もありましたが、実際、信長はそういうところがありました。
夫・秀吉の浮気に悩む寧々に対し「この前会ったときよりも、そなたはもっと綺麗になった」……など書く、繊細でキザなところのある人だったのです。(下の写真参照)
無防備なまでの、長政に寄せる信長の愛情。その先の未来を知っているだけに、裏切られた時に信長がどうなるのか、誰もが不安を覚えたのではないでしょうか。

