『豊臣兄弟!』濃すぎた前半戦を総まとめ!史実と違いすぎた名場面&衝撃シーンを一気に振り返る【前編】:2ページ目
もう一度観たい名場面ベスト3
- 秀吉と家康の出会い
- 墨俣城の爆破
- 松永久秀の爆死
視聴者の話題を呼んだ本作には、多くの名場面がありました。ここでは筆者の独断と偏見でピックアップしたベスト3を紹介します。皆さんは、どう思われましたか?
秀吉と家康の出会い
第5回放送「嘘から出た実(まこと)」での初対面以来、秀吉は徳川家康(松下洸平)の言葉を胸に刻みながら生きて来ました。
「何があっても信長を信じろ」「心のままに生きろ」実はまったくのデタラメですが、秀吉はそれを寸毫も疑わず、実践してきたのです。
金ヶ崎の退口では、効きもしない傷薬(実はかゆみ止め)を貰い、絶体絶命の窮地を斬り抜けていました。
家康を熱く信じる羽柴兄弟と、まったく熱気を感じない家康の正反対なキャラクターが、視聴者を惹きつけています。
かくして羽柴兄弟から家康に一方的な好意を寄せている関係が、今後どのように変化していくのでしょうか。
墨俣城の爆破
第8回放送「墨俣(すのまた)一夜城」より。決死の覚悟で築き上げた墨俣城は、敵を引きつける囮(おとり)に過ぎませんでした。十分に敵を引きつけた秀吉は、役目をまっとうした墨俣城を爆破します。
一夜城伝説とは、一夜で築き上げた快挙と共に、一夜で灰燼に帰した儚さでもありました。だから現在、墨俣城は十分な遺構も存在していないというのです。
真偽定かならぬ『武功夜話』などが元ネタですが、その荒唐無稽ぶりが視聴者から大きな反響を呼んだ回でした。
松永久秀の爆死
第20回放送「本物の平蜘蛛(ひらぐも)」より。二度目の謀叛を起こした松永久秀(竹中直人)が平蜘蛛茶釜を引き渡すまいと、壮絶な爆死を遂げた名場面です。
贋作師の私生児として、人から偽物まがい物と蔑まれながら生きてきた久秀の回想語りは、とても感じ入るものがありました。
本物だの偽物だの、そんなことはどうでもいい。久秀のセリフには、どれほど汚く間違っていようと、必死に戦国乱世を生き抜いた矜持が込められていたように思います。
本作前半において、トップクラスの熱演だったと言えるのではないでしょうか。


