【豊臣兄弟!】後に藤吉郎(秀吉)を支える義兄弟──前野長康と蜂須賀正勝、明暗別れたそれぞれの末路:3ページ目
終わりに
今回は義兄弟の契りを交わしていた前野長康と蜂須賀正勝について、それぞれの生涯をたどってきました。
秀吉の天下一統を見届け、後は安泰な余生が待っているかと思いきや、秀次事件の連座で切腹の憂き目を見た長康。実に無念だったことでしょう。
それに対して、秀吉の天下一統を見届けることなく世を去った正勝(※)。それもまた無念には違いないものの、次世代に希望を残せたのだから、悔いはなかったと思います。
(※)もちろん当時、誰も「秀吉が天下を一統する」確信はなかったはずです。しかし何となく秀吉が天下を一統できると感じていたのではないでしょうか。
義兄弟であり、共に秀吉の家臣として活躍しながら、まったく違う末路をたどった二人。それでも二人の絆は、生涯その価値と輝きを失うことはなかったと思います。
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※参考文献:
- 菊地浩之『豊臣家臣団の系図』角川新書、2019年11月
- 吉田蒼生雄『武功夜話』新人物往来社、1987年1月


