発見!豊臣秀吉の幻の城「伏見城」の存在を裏付ける石垣などが出土
民間調査団体「京都平安文化財」が18日、天下統一を果たした豊臣秀吉が文禄3年に完成させた伏見城(指月城)とみられる石垣や金箔瓦片が、京都市伏見区桃山町の発掘現場から出土したと発表しました。
指月城は完成2年後には大地震で倒壊し近くの木幡山に移転しましたが、指月城に関する資料が少ないことから実在しなかったのでは?という説もありましたあ、今回の出土は指月城跡地に間違いないとしています。
石垣は長辺1メートル前後の花崗(かこう)岩などで構成され、南北36メートルにわたり出土。高さは現状で1、2段程度残るが、3、4段程度は積み上げられていたとみられる。自然石を野積みのようにした初期の大坂城本丸跡や聚楽第跡の工法とよく似ており、京都平安文化財は「同時期に建てられた指月城に間違いない」としている。
産経WEST
石垣には掘りが並走して確認でき、中からは金箔が張られた瓦も出土。この瓦は地震で倒壊した後に埋められたのではと考えられています。
なお今回の伏見城跡(指月城)発掘調査に関する現場説明会が2015年6月20日(土) 13:30から行われことになっています。
有限会社京都平安文化財 伏見城跡(指月城) 現地説明会