「明治維新=近代の始まり」は古い常識——“近代日本”はペリー来航時すでに始まっていた!
「明治維新=日本近代のスタート」ではない
私たちの大まかな歴史のイメージでは、江戸時代に革命的な政治運動(明治維新)が起きて、明治新政府が立ち上げられたことで日本の政治は近代的なものに一新されたというのが根強いです。
しかし最近では、近代日本の始まりを、明治維新からではなくペリー来航からだと考える歴史観が、今の研究では主流になりつつあります。
つまり、江戸時代の政治体制は明治時代に完全否定されて生まれ変わったわけではなく、両者の間には強い連続性があるということです。
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ペリー来航の時点で既に「日本の近代」は始まっており、明治時代も徳川時代の旧体制が引き継がれていたのです。
実際、明治政府は、幕府が積み上げてきた制度や政策を多く受け継ぎ、その上に新しい改革を加えていきました。
幕府は19世紀前半から、国内の矛盾と外国の圧力という大きな危機に直面していました。この危機を解決しようとする中で、幕府はすでに近代化に向けた準備を進めていたのです。


