年末に聴きたい落語の定番「芝浜」はなぜ愛される?落語の魅力と共にわかりやすく解説:3ページ目
実際に「芝浜」を楽しもう!
では、どうやって「芝浜」を楽しめばいいのでしょうか?
ここでは、気軽に落語を楽しむ方法を3選紹介します。
音楽ストリーミングサービスで「芝浜」を楽しむ
Apple MusicやAmazonミュージックなどの音楽ストリーミングサービスで落語が楽しめることをご存知でしたか?さまざまな噺家さんの「芝浜」を、いつでもどこでも気軽に楽しむことができるのが最大の魅力です。それぞれの「芝浜」を聴き比べてみるのもオススメです!
YouTubeで「芝浜」を楽しむ
もはや生活の一部ともなったYouTube。インターネットが使えれば、寄席の雰囲気を擬似体験できるなんて、すごい時代になりましたね。動画なら、表情の変化や身振り手振りも交えて楽しめるので、より想像力を掻き立てられること間違いなしです。
寄席で「芝浜」を楽しむ
上記の方法で気軽に落語を楽しむのもオススメですが、やっぱり一番のオススメは、「寄席」に行くことです。基本昼夜の入れ替え制になっているため、入場料を支払えば約4時間の間さまざまな演芸を楽しめます。
テレビでお馴染みの噺家さんや漫才師も多く出演しているため、寄席初心者の方でも存分に楽しめること間違いなしです。
しかし、寄席の難点は「何の噺が聴けるか分からない」ところ。
当日の雰囲気や全体の構成によりほぼアドリブ状態で演目が決まるため、必ず「芝浜」が聴けるという約束はできません。その反面、知らなかった演目との出会いや、自分のお気に入りの演目と思わず出くわすことも。
ライブならではの臨場感をぜひ味わってみてください。
寄席に関して詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
伝統芸能・落語の「寄席」へ行こう──寄席デビューに必要なのはこれだけ!基本ルールや楽しみ方
おわりに
「芝浜」は、大晦日を舞台に繰り広げられる噺ですが、何といっても最大の魅力は人情味溢れる「オチ」です。
亭主に対する女房の思いは、何度聴いても涙なしには語れません。
そんな噺を年の瀬に聴くことでいい年を迎えられる気がするのも、年の瀬に「芝浜」が好まれる理由なのかもしれません。
今年は、ぜひ「芝浜」を聴きながら新たな年を迎えてみてください。
来年が皆様にとりまして良い年になるようお祈りしております!
