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【べらぼう】『膝栗毛』が大ヒットするも孤独な晩年…十返舎一九(井上芳雄)の生涯と辞世の句

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エピローグ

十返舎一九の死後、その名を惜しむ者は少なくなかったようです。

そんな一人、門弟だった糸井武(いとい たけ。通称は鳳助。戯号は十字亭三九)が二世十返舎一九を名乗りますが、ほどなく失踪。同じく門弟の三亭春馬(さんてい しゅんば)が二世十返舎一九を名乗りました。

二世とは第二世代のことですから、初代の門弟同士であれば複数名が名乗っても問題なかったのでしょうか。

三世以降がどうなったのか(そもそも受け継がれたのか)については詳しく分かっていません。

いずれにしても、十返舎一九の名は『東海道中膝栗毛』と共に語り継がれ、現代の私たちにもよく親しまれています。

果たしてNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」では、井上芳雄がどのような十返舎一九を演じてくれるのでしょうか。楽しみですね!

※参考文献:

  • 日本古典文学大辞典編集会『日本古典文学大辞典 第3巻』岩波書店、1984年4月
 

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