『べらぼう』憔悴の誰袖に笑顔が戻るも…今後訪れるさらなる悲運は史実を基にどう描かれる?【後編】:4ページ目
今後、史実をもとにどのような展開になっていくのか
史実では、誰袖は田沼意次の腹心だった土山宗次郎(栁俊太郎)によって、1,200両という莫大な金額で身請けされます。その後、意次の失脚により、悲運な人生をたどっていくのですが。
大河『べらぼう』身請け後、横領事件に巻き込まれ…実在した花魁「誰袖(福原遥)」が辿った光と影【後編】
【前編】では、総集編「ありがた山スペシャル」で取り上げられた忘れられない名場面の紹介とともに、平賀源内の亡き後、その思いを引き継ぐ決意をした蔦重(横浜流星)と『耕書堂』の新章が幕を開けたことをご紹介し…
ドラマでは世間では田沼の評判が悪いので「土山の妾になった」というていで、実は意知と一緒になるという筋書きなので、このまま強く、幸せになってほしいと願ってしまいます。
『江戸生艶気樺焼』は売れに売れ大評判になります。「佐野大明神」ムードもこの本が江戸っ子の間で話題になったことでトーンダウン。
ドラマのラスト、『江戸生艶気樺焼』を手にして笑いながら読んでいた田沼意次は、これが蔦重なりの粋な敵討だとわかります。そして、松平定信(井上祐貴)も。
きびしく出版物を取り締まる一方で、実は蔦重が出す本の読者という二面性を持つ定信。蔦重の出版活動に大きな影響を及ぼしていくので、これからの展開も見逃せません。
【べらぼう】蔦重の晩年に大きな影を落とす松平定信(井上祐貴)の「寛政の改革」とは
天明6年(1786年)に田沼意次が失脚し、代わりに老中となった松平定信(べらぼうで演じるのは寺田心→井上祐貴)。ついに積年の怨みを晴らす時がやってきました。そんな松平定信は寛政の改革を推進した…
史実をもとにどのような展開になっていくのか、心配でもあり楽しみでもありますね。


