
時を刻む工芸美。繊細で温かな風合いの有田焼”無釉ダイヤル”を採用した腕時計が<セイコー プレザージュ>から登場
セイコーが展開している、日本の美意識を発信するウオッチブランド<セイコー プレザージュ> のクラシックシリーズから、有田焼の素材が持つ温かな風合いと繊細なダイヤルパターンが美しい『クラフツマンシップ 有田焼「無釉」ダイヤル 限定モデル』が登場。

有田焼は日本初の磁器として17世紀初頭に生まれました。それ以来、有田焼の職人技は400年以上にわたり受け継がれ、その独自の芸術性が多くの人を魅了しています。
一般的な有田焼は、ガラス質となる釉薬をかけて焼くことで滑らかな光沢を持っていますが、本モデルでは釉薬をかけない無釉の技法により、有田焼の素材である陶石本来の、マットで温かみのある風合いを再現するとともに、無釉ならではの切り立った稜線を実現しています。
「無釉」は、佐賀県窯業技術センターが開発した機能性陶土を用いることで汚れが付着しにくく品質改善され、近年、デザイン性の高い新しい表現方法として確立された技法です。

今回、世界的に見ても非常に稀な無釉ダイヤルは、創業190 年以上の老舗「しん窯」(佐賀県西松浦郡有田町)に所属する陶工 橋口博之(はしぐち ひろゆき)氏監修のもと、橋口氏の技術を継承した川口敏明(かわぐち としあき)氏と、有田の職人たちの見識、技術が融合して完成しました。


古来より縁起のよい吉祥文様であり、子孫繁栄や無病息災への願いが込められた菱型文様を現代的にアレンジして施すことで、ダイヤルに繊細な表情を生み出しています。艶のある金色の針とインデックスが、マットな質感を持つ無釉ダイヤル上で、美しく映えます。

ストラップには、LWG(レザーワーキンググループ)の認証を取得しているタンナーで生産されたレザーを使用。マットな白のダイヤルを引き立てる、艶のある黒の牛皮革が、より高級感を高めています。
クラフツマンシップ 有田焼「無釉」ダイヤル 限定モデル(品番:SARX127)は、2025年7月11日(金)から世界限定:1,200本(うち国内:300本)販売されます。価格は264,000円(税込)。