
【大河べらぼう】げにありがたき白眉毛の死因は?次の西ノ丸は誰に?ほか…4月13日放送の考察&レビュー:4ページ目
次の西ノ丸は誰に?
将来を嘱望されながら鷹狩りの場で急死してしまい、幻の第11代将軍とも呼ばれた徳川家基。徳川家の中で「家」の通字を冠しながら将軍位に就けなかった唯一の人物として知られています。
劇中で田沼意次らが「次の西ノ丸が犯人」と言及していたとおり、多くの犯罪はそれによって最も利益を得る者が犯人である可能性が高いものです。
それで徳川家基の亡き後に西ノ丸(将軍後継者)となったのは豊千代(後の徳川家斉)。一橋治済の子で、他に適切な男児がいなかったことから、家基の3回忌法要が済んだ安永10年(1781年)に徳川家治(真島秀和)の養子となりました。
やがて天明7年(1787年)に将軍となるや、それまでに権勢を振るっていた田沼意次を罷免し、奥州白河藩主で名君と讃えられていた松平定信(寺田心)を老中に抜擢。後に「寛政の改革」と呼ばれる文武奨励策を推進します。
これから一橋治済・徳川家斉父子と田沼派の政治抗争が見どころの一つとなっていくでしょう。
第16回放送「さらば源内、見立は蓬莱(ほうらい)」
蔦重(横浜流星)は源内(安田顕)を訪ね、戯作の執筆を依頼するが源内は奇妙な言動を繰り返す。その後、意次(渡辺謙)らのもとに“源内が人を斬った”という知らせが入る
※NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより。
ここのところ、ずと不穏な源内先生。今まで明るく気さくなキャラで愛されてきただけに、視聴者のロスも大きそうですね。
果たして源内先生がどんな最期を遂げてしまうのか、そして急遽登場した杉田玄白(山中聡)の辞も見どころとなるでしょう。
源内先生、ずっと贔屓にしていたので、感謝の心で見届けたいと思います。