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西郷隆盛が説いた、現代でも通用するリーダーの心得『西郷南洲翁遺訓』の現代語訳&用語解説

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『西郷南洲翁遺訓』用語解説

  • 廟堂(びょうどう):君主の廟(みたまや。墓)、転じて政治の場。現代日本なら国会議事堂か。
  • 大政(たいせい):大いなる政。国政。
  • 天道:天の道理。
  • 私(わたくし):私心や私情、私利私欲。
  • 政柄(せいへい):政治をつかみ、操る柄(つか)。
  • 天意:天のご意志。
  • 俸禄(ほうろく):給料や知行など。
  • 尚書(しょうしょ)・書経(しょきょう):どちらも同じ書物。五経の一つ。
  • 仲虺之誥(ちゅうき のこう):書経に収録されているエピソード。
  • 請問(せいもん):教えを乞うこと。
  • 義(ぎ):ここでは意味(例:同義語)
  • 翁(おきな):年長の男性に対する敬称。ここでは西郷を指す。
  • 欣然(きんぜん):たいへん喜んだ様子。

終わりに

今回は『西郷南洲翁遺訓』より、政治に携わる者の心得を紹介しました。

この教えは政治家だけでなく、私たち社会人にとっても重要な指針となるのではないでしょうか。

一切の私心なく大義のために奉職するのは難しくても、西郷の教えを胸の片隅にとどめ、日々精進して生きたいものです。

※参考文献:

  • 山田済斎『西郷南洲翁遺訓』岩波文庫、1939年2月
 

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