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鼻毛を出し生活、ヘビを使った処刑…加賀藩主・前田利常の奇想天外すぎるエピソード4選

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愛した人のためにヘビを使った処刑を実行

また、利常は正室の珠姫(たまひめ)を死に追い込んだ乳母を蛇責めという方法で処刑した過激なエピソードも残っています。

珠姫は徳川秀忠の娘で政略結婚によって利常に嫁ぎましたが、2人の夫婦仲は非常に良好でした

そのため、幕府の内情を包み隠さず話してしまうことを懸念した乳母は、珠姫の体調不良を理由に利常との接触をさせないようにします。

利常に会えなくなったことで珠姫は衰弱していき、疑問に思った利常が無理やり会いに行くと、すでに手遅れでした。

そして、乳母がこの事態を引き起こしたことを告げ、息を引き取りました。

珠姫の死に激怒した利常は、万病に効く薬の調合という名目で蛇を収集桶に閉じ込めた裸の乳母の上から何千もの蛇と動きを活発にさせるための酒を投入し、生きたまま土に埋めました

このような惨い方法で乳母を処刑しましたが、蛇責めを実行する前に乳母が自害しており、実行していなかった説も残っています。

参考:磯田道史『殿様の通信簿』2008年、新潮文庫

 

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